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~神々の舞,ガムラン~ (2010年9月10日)

成城ホールの自主事業、9月は(も?)、音楽系のイベントが続きます。
その先陣を切ったのは、9月10日に開催されました、バリ・ガムラン&ダンスグループ「スダマニ」来日公演『神々の舞、ガムラン』です。




当初、この公演の企画の話が出てきたときは、恥ずかしながら「ガムランて…?」という状態だったのですが、公演当日は、とにかく客席の熱気がすごくてお客様のアツいパワーに驚かされました!

公演の内容の前に…ガムランをご存じでない方のために、すこし説明させていただきますね。

――― 以下Wikipediaより引用 ―――
ガムラン (gamelan) とは、欧米や日本などでは、ガムラン音楽、Gamelan musicなどとも言い、東南アジアのインドネシアで行なわれている大・中・小さまざまな大きさの銅鑼や鉄琴の類による器楽合奏の民族音楽の総称である。
またこの語を広義に取り、周辺のマレーシア、フィリピン南部スールー諸島などの地域の類似の音楽のことを指す場合もある。元来は、インドネシア、ジャワ島中部の伝統芸能であるカラウィタンで使われるサロン(saron)やゴン(gong)などの伝統楽器の総称の意であった。
ガムランの語は「ガムル(たたく、つかむ、あやつる)」という動詞の名詞形で、その名の通り、銅鑼や鉄琴の類など叩いて音を出す楽器が多い。
後にこういった楽器、類似した楽器を使用するジャワ島の他の音楽、及び周辺の島々の類似の楽器を用いる音楽の総称となった。
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と、いうことで…つまりは、東南アジア(主にインドネシア)の民族音楽の総称ということですね。
今回は、ガムランを演奏する「スダマニ」の皆さんに加え、バラエティに富んだゲストをお招きし、様々なパワーが溢れる公演になりました。
プログラムは、下記の通りです。

1)プレトーク
 管 洋志、デワ・ブラタ(スダマニ・リーダー)、朝崎 郁恵、小谷野 哲郎

2)ガムラン
 スダマニ、ウロツテヤノ子

3)奄美島唄×ガムラン
 朝崎 郁恵、スダマニ、ウロツテノヤ子

出演者のご紹介もしておきますね。

スダマニ Cudamani
1997年にバリ島ウブドのプンゴセカン村で発足したガムラン・オーケストラ&ダンス・カンパニー。バリ芸能の未来を担う最先端の芸能集団として注目され、 日本やアメリカなど、海外公演も数多くこなしている。2005年「愛・地球博」の際に「スダマニ」として初来日公演、シンガーUAのアルバム「SUN」に参加している。
また、音楽監督デワ・ライも、昨年日本のコンテンポラリーグループ「パパ・タラフラマ」新作の音楽を担当するなど、個人としてもその才能が世界中から 注目されている。

朝崎 郁恵
1935年、奄美・加計呂麻島生まれ。奄美諸島で古くから唄い継がれてきた奄美島唄の唄者。
本来の甘みの伝統を守りつつ、坂本龍一やUAをはじめ、多くのアーティストと共演しながら、世界中の様々な楽器で唄い続けており、その心の奥底に語りかける深い唄声は、世代を超えて多くの人々に感動を与え、熱い支持を集めている。

ウロツテノヤ子
バリ舞踊家・小谷野哲郎の呼びかけにより、亜細亜大学ガムラン研究会出身のメンバーを中心に結成された、日本が誇るバリガムラングループ。
伝統的なバリ音楽や舞踊はもとより、日本人としての感性でガムラン音楽の新境地を開き、民族音楽というジャンルを超えた新しい音楽を作り出している。

管 洋志(特別ゲスト)
1945年、博多生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。ドキュメンタリー手法による写真で活躍し、アジアの風土や人々を撮り続けている。
1977年「はしるワセダ」で第8回講談社出版文化賞写真賞を受賞したのを皮切りに、1984年第15回講談社出版文化賞写真賞、1987年第6回土門拳賞、 1998年第14回東川賞国内作家賞など、国内の名だたる写真賞を受賞している。

このようなプログラム、出演者で、駐日インドネシア大使館のご後援をいただいての公演となりました。

まずは、管さんをはじめとする4人の方々がステージに登場されました。セットされた楽器の傍らで、管さんがバリで撮影された写真をスライドで見ながらのお話が 始まります。



美しい風景や、水面に浮かぶ花々、生き物たち、農作業に勤しむ島の人々、魚を捕まえる子どもたち、商店に並んだたくさんの野菜?果物?などなど…本当にたくさんの写真とエピソードを紹介してくださいました。




つづいて、本日の主役!スダマニのみなさんが登場されました。
楽器ひとつひとつの写真がないので、ちょっと説明が難しいのですが…銅鑼、グンデル(鉄琴のような)、クンダン(太鼓)、ルバーブ(弦楽器)など、さまざまな楽器が 舞台上に並んでいました。
公演前、「バリの音楽」と聞いて、なんとなくイメージしていたものはあったのですが、実際に演奏が始まると…静かな空間にグンデルの音が響くだけで、 会場全体が幻想的な雰囲気に包まれ、一瞬にして成城ホールがバリに飛んでいってしまったような…と言ったら大袈裟でしょうか(笑)
しかし、民族音楽というジャンルはやはり独特で、そういう力があるのではないかと感じました。また、演奏が始まってしばらくすると、踊りも加わりました。
それがまた、この公演のタイトル「神々の舞」というに相応しい、厳かな雰囲気の漂うステージでした。




後半には、奄美島唄の唄者(ウタシャ)、朝崎郁恵さんも登場されました。すると、スダマニのみなさんの演奏が、それまでとガラッと変わったんです。 驚くほど朝崎さんの唄を引き立てるガムランの音色もまた、とても魅力的でした。
朝崎さんはさすがの貫禄で、これまた民族音楽の成せる業、今度は会場が一気に奄美へ飛んで行ってしまったような雰囲気でした。会場でご覧になっていらした お客様たちも、きっとそんな気分に浸っていらっしゃったのではないでしょうか。




そして、驚きのラストは…!なんと、朝崎さんの唄、スダマニの演奏に合わせて、お客様総立ちでダンシング!いや、客席でのお話ですので、もちろんそんな激しく飛んだり跳ねたりはありません。が、みなさん本当にノリノリで踊っていらっしゃって、あれこそお客様がこの公演を楽しんでくださったいちばんの証ではないかと思います。



この盛り上がりのまま、拍手に包まれて公演終了となりました。
最後の最後は、ケチャで締め。



ここのところ、落語やジャズといった、恒例となったイベントが多かったので、このような公演は、私たちスタッフにとっても新鮮で楽しいものでした。
今回、成城ホールでの公演を含め、2週間の日本ツアーを行ったスダマニのみなさん、お疲れ様でした!次回の来日公演も、今から楽しみですね。


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